投資解説 レバナスに10万円を放置して長期保有したらどうなるのか?

レバナスを10万円分放置して長期保有

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レバナスに一括で10万円を投資し、そのまま放置したらどれくらい増えるのか、実際の値動きをもとに、長期保有した結果になります。

シミュレーションではなく、リアルな運用データを記録しています。

投資を始めたのは2022年7月で、現在も運用を継続中です。

2022年は米国株全体が不調でしたが、2023年3月頃から上昇気流へ。

その結果、2022年7月~2023年7月の1年間、放置しただけで以下の結果となりました。

  • 投資額:100,000円
  • 評価額:154,031円
  • 損益額:+54,031円(+50%超)

さらに、その後も放置を続けた結果は以下の通りです。

  • 2022~2023:10万円→約15万円
  • 2023~2024:15万円→約20万円
  • 2024~2025:20万円→約25万円(8月時点)

と右肩上がりで利益が出ています。

2025年8月時点のレバナス利益画面です

Leverage-NASDAQ100-25

この記事では、実際に1年間を通してどのような値動きをしたのかを、実際のデータを反映したグラフで確認できます。

グラフを見ながらレバナスとの向き合い方を考えるきっかけになるはずです。


レバナスの概要

レバナスは、米国の株価指数NASDAQ100に連動し、その値動きの約2倍になるよう設計された投資信託。

主な特徴は以下のとおりです。

  • 上昇も下落も、おおむね2倍の値動きをする
  • 1日の変動幅が大きく、±5%前後の値動きも珍しくない
  • 楽天銀行などの金融機関を通じて購入可能

ただし、新NISAでは購入できません。ハイリスク商品とされているため、新NISAの対象外であり、投資する場合は特定口座(約20%の税金が発生)での取引となります。

例として、2024年11月7日(米大統領選による株価上昇時)の前日比は以下の通りです。

  • S&P500:+3.72%
  • NASDAQ100:+3.93%
  • レバナス:+5.52%

NASDAQ100の値動きに対して、レバナスは2倍近いパフォーマンスを見せます。

ただし、この「2倍」は下落時にも同じように作用するため、常に高いリスクを伴います。

著:ニック・マジューリ, 翻訳:児島 修
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レバナスの価格変動の記録

  • 期間:2022年7月19日~2023年7月19日
  • 証券会社:楽天証券
  • 銘柄:iFreeレバレッジ NASDAQ100
  • 投資額:10万円(一括)

1年間の投資結果について

評価損益額と前日比率の数値を毎日記録して、そこからグラフを作成しました。100,000円が投資金額なので、中心として赤線表示としています。

Q1(7月19日~10月18日)

レバナスグラフ、Q1

※最大上昇率・最大下落率は、前日(値動きのあった日)の終値に対して何%変動したかを示しています。

最大上昇率は約+8%、最大下落率は約-11%と、大きな値動きが連続しました。

一時は評価額が13万円を超え、30%以上のプラスを記録しましたが、9月から下落が続きマイナス域へ。

最終的には元本10万円から約-20%、8万円近くまで下落しました。

Q2(10月19日~1月18日)

レバナスグラフ、Q2

最大上昇率は約+14%、最大下落率は約-11%で、Q1以上に値動きの荒い期間となりました。

わずか4か月の間に11月4日に大きく下げ、わずか1週間後の11月11日には大きく上昇するなど、相場は大荒れ。

この期間中、プラス域に戻ることはなく「一歩進んで二歩下がる」展開が続きました。
10万円の投資額なら耐えられますが、もしこれが大きな投資額なら精神的に持ちこたえられるでしょうか。

Q3(1月20日~4月18日)

レバナスグラフ、Q3

最大上昇率は約+7%、最大下落率は約-5%と、相場は落ち着きを取り戻しました。

グラフも緩やかな右肩上がりとなり、年明けは元本割れと回復を繰り返しましたが3月以降は上昇気流へ。

3%以上のマイナスは1回のみで、波乱の相場を乗り越えたことが数字からも分かります。

Q4(4月19日~7月19日)

レバナスグラフ、Q4

最大上昇率は約+5%、最大下落率は約-4%で、引き続き安定した値動きが続きました。

グラフは「スロットの設定6」のように、派手さはなくとも右肩上がりを描いています。

一度も元本割れすることなく、最終的には15万円を超え、年間で約+50%の利益という結果になりました。

まとめ

1年間の価格変動を通して、レバナスの値動きがいかに激しいかが分かったと思います。

「6割ぐらい失っても構わない」という気持ちで投資しなければ、下落局面を耐え抜くのは正直難しいでしょう。

その意味では、ちょうどよい金額が10万円なのではないでしょうか。

今回のケースでは最終的に2倍以上となりましたが、これはあくまで結果論です。大きな金額を安易に投じることはおすすめしません。

数年で資産が2倍以上になるということは、逆に数年で2倍以上減る可能性もあるという裏返しです。

宝くじ感覚で「数年後に大きく増えていたらラッキー」くらいの意識で、余裕資金の範囲内で取り組むことをおすすめします。

私自身、検証も兼ねてレバナスへ10万円を長期保有していますが、10万円というのは決して安い金額ではなく、同じように実践するのは簡単ではないでしょう。

今回はたまたま安い時期に購入できたため、約2年で資産が2倍以上になったと考えています。

そこで、まずは1万円から試してみるのはいかがでしょうか。

私の感覚では、この記事をきっかけに投資を始めた場合、その10年後にその1万円が2万円以上になっている可能性は充分あると思います。

もちろん半分以下になる可能性もゼロではありませんが、その確率はかなり低いでしょう。

銀行に預けて増えるのは数百円程度です。1万円が10年後に2万円以上になっていたら嬉しくないですか?

これはレバナスの案件ではありません。投資をしていただいても私に一銭も入らず、この記事を読んでくださった方への良さそうな提案をお伝えしたまで。

また、新NISAについての下落局面での心の持ち方についても書いているので、見てみたい人はチェックしてみてくださいね。

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