メルカリで商品を購入するとき「この出品者、大丈夫かな。」と不安になったことはありませんか?
私は遊戯王などのトレカをメルカリで購入することが多いのですが、その中で、良かった出品者・あまり良くなかった出品者の特徴が少しずつ見えてきたと感じています。
過去には、数万円のカードを購入したものの、届いた商品に目立つキズが・・・。慌てて出品時の写真を見返してみると、確かに写っていたのですが、当時は見落としてしまっていた。そんな失敗もありました。
この記事では、メルカリでトレカを購入する際に私自身が実際に気をつけていることを例に、怪しい出品者の見分け方や、カード状態を判断するための写真の見方などを紹介します。
遊戯王カードを中心とした内容ですが、トレカ全般や他ジャンルでも応用できるポイントも多いと思います。
怪しい出品者をできるだけ回避する見分け方
プロフィールや商品説明での判断
メルカリでカードを購入する際は、商品説明だけでなく出品者のプロフィール文も必ず確認するようにしています。
とくに注意したいのは「ノークレーム・ノーリターン」を過剰に強調しているような出品者です。
一見すると普通の注意書きに見えるかもしれませんが、文面全体から「過去にトラブルがあったのでは?」という違和感が漂うことがあります。
文章自体は丁寧でも、どこか突き放すような冷たさを感じたり「こちらの説明を読まなかった自己責任」と言わんばかりの雰囲気がにじんでいたら、少し慎重に構えた方がいいかもしれません。ちなみに、アイコンが初期設定でも私は気にしません。
また「写真の商品をそのまま発送します」などとわざわざ書いている場合も警戒しています。
これは、写真の映り方でキズを目立たなくさせた上で、購入後に“ちゃんと写真を見て買いましたよね?”と責任を押しつけるパターンである可能性があるからです。
さらに「過去にトラブルがあったため~」といった文言がプロフィールに書かれている場合も、私は避けるようにしています。
トラブルの原因がどちらにあったかは分からないですし、何かしら揉めた経緯があること自体が、安心感にはつながらないからです。
評価数での判断
「評価がすべて“良かった”になっているから安心だろう」
そう思ってしまう人は多いですが、実はそれだけで信用するのは危険です。
たとえば「この人から届いた商品、明らかに状態が悪かった」といった話が別の場で出ていても、その出品者の評価欄を見ても“残念だった”が一切ついていないというケースがあります。しかも、取引件数は100以上なんてことも。
残念だったがなぜないのかは分かりませんが、理由を考察するとすれば、購入者側がトラブルを避けたくて、多少の不満があっても“よかった”にしてしまう場合があるからでしょうか。
とくに個人間取引では、面倒を避けるためにネガティブ評価を控える傾向もあるのでしょう。
「取引件数が多い=信頼できる」「“よかった”しかない=安心」という単純な見方は通用しないようにしましょう。
数字に惑わされず「この人は本当に信頼できそうか?」を冷静に判断してください。
発送方法での判断
以下の内容は、遊戯王カードを多数取引してきた中でのあくまで私自身の経験に基づいた判断になります。全員に当てはまるわけではありませんが、参考程度に読んでいただければと思います。
個人的に安心感があると感じているのは、メルカリ便を利用している出品者です。もちろん、普通郵便等が悪いというわけではなく、丁寧に対応してくださる方もたくさんいます。
ただ、メルカリ便を使っている人は発送や梱包に慣れている傾向があり、発送も早く、やり取りがスムーズで丁寧なケースが多いという印象を持っています。
一方で、普通郵便等の取引では、返信や発送が遅かったり、梱包がやや雑に感じられたことも何度かありました。
特に注目しているのが梱包方法に関する記載です。
「二重スリーブ使用」や「折れ・濡れ防止」「カードが動かないよう固定」など、発送中のトラブルを想定して丁寧に明記している出品者には信頼が持てます。
実際に、スリーブ1枚のみで発送されたために、到着時にはカードに白かけができていたのかも・・・ということも経験しています。
ですので、梱包についての記述は意外と見落とされがちですが、購入前によく確認しておくことをおすすめします。
重要 美品を見分ける!写真の見方
遊戯王カードをフリマアプリで購入する際、出品者が掲載している写真は最も重要な判断材料のひとつです。
まず私は、写真が1枚しか掲載されていない出品者からは購入しないようにしています。
「こことここの写真を追加してください」と依頼するのは時間がかかりますし、そもそも掲載数が少ないという時点で、カードの状態に対する意識が低い可能性があると判断しているからです。
カードの状態確認は、購入前に買い手が見極めるしかありません。だからこそ、写真の撮り方がしっかりしている出品者は信頼に値します。
理想の写真は10枚構成
以下のような構成で写真が載っていると、カードの状態を細かく判断しやすくなります。
- 表面の全体写真(1枚)
→ イラスト部分にキズや汚れがないか確認 - 表面の四隅アップ(4枚)
→ 左上・右上・左下・右下の角に白かけや凹みがないか確認 - 裏面の全体写真(1枚)
→ 指紋や擦れ、全体的なキズの有無をチェック - 裏面の四隅アップ(4枚)
→ 裏面の角の白かけ、細かいキズを確認
よく「白かけ」ばかりに目が行きがちですが、裏面の指紋や、表のイラスト部分に入ったキズも見落とされがちなので注意が必要です。
私も過去に、竜騎士ガイアのレリーフを購入した際、イラスト部分に縦にスッと傷が入っているのに届いてから気づいたということがありました。
よく見ると、出品時の写真でも拡大すれば判別できたのですが、当時は見逃していました。古いカードになればなるほど、こういった判断は難しくなるため、慎重に確認するようにしましょう。
美品・未使用の表記に頼りすぎない
特に伝えておきたいのは、「美品」「未使用」と書かれているからといって、安心しすぎないことです。
というのも、未使用であっても初期キズがあるカードは珍しくありません。しかも出品者本人に悪気がないケースも多いです。
- 出品者は「これは美品だろう」と本気で思っている
- でも購入者からすると「小さなキズあるじゃん・・・」
というような、認識のズレによってトラブルになるケースがあります。
出品者側としても、完全に美品である自信がない場合は「トラブル防止のためプレイ用」と記載しておくことでトラブル回避に繋がります。
また、白かけなど細かいキズがある場合には、それをきちんと写真と説明文に記載するだけでも、信頼度はぐっと上がります。
まとめ
ここまでご紹介したように、出品者の情報やカードの状態を細かく確認しても、個人間のやり取りでは必ずしも毎回満足のいく取引ができるとは限りません。それがフリマアプリの難しさでもあります。
だからこそ、少しでもリスクを減らすために、出品者のプロフィールや評価、写真の内容や梱包に関する記述まで、丁寧にチェックすることが大切です。
メルカリなどでカードを購入する際は、焦らずじっくり判断して、納得のいく取引を目指しましょう。
補足 メルカリで購入するメリット
ちょっと違うところがあったので書き直しました。カードというものだけにAIがとらわれてる感じがしたので。再提出。
メルカリでトレカを購入することには、次のようなメリットがあります。
①カードの状態を確認できる
出品者が掲載している写真から表裏や四隅の状態を自分で確認できるのは、メルカリならではの強みです。
ネットショップでは、状態ランク(A・Bなど)が付けられていることが多いものの、細かいキズや白かけに関する詳細な写真まで基本的に用意されておらず確認ができないのが懸念点。
その点、メルカリでは実物写真をもとに自分で状態を判断できるため、状態にこだわるコレクターにとってはありがたいポイントです。
②店頭では見つからないカードが手に入る
これが最大のメリットかもしれません。
特定のレアリティや絶版カードなど、店頭や通販サイトではなかなか流通していない商品が、メルカリでは見つかります。トレカに限らずとも、中古屋さんでも見つからないような商品がみつかりますからね。
③個人間取引だからこその価格メリット
個人が出品しているため、ショップよりも価格が安く設定されていることも多く、お得に購入できる可能性があります。
もちろん、個人間取引である以上、トラブルや状態差によるリスクはつきものなので、とメルカリを利用することのメリットとデメリットをしっかり理解しておきましょう。



コメント