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にじさんじから新しく発表されたカードゲーム。タカラトミーからの発売らしいですね。聞いたときは普通にびっくりしました。
私も実はにじさんじが好きで、この発表を聞いたときは気になる部分が多く「楽しみだけどどうなんだろうな?」というのが最初の正直な感想でした。
個人的には、トレカ業界が再び盛り上がるきっかけになる可能性も十分ある一方で、今のトレカ市場全体を見れば簡単にはいかないだろうなという部分もあります。
2024年に発売されたホロライブのトレカ展開も見てきたので、そことの対比も交えながら考えてみました。
にじさんじというコンテンツだからこそ期待できる要素、そして課題になりそうな点の両方を踏まえて、ヒットする可能性について考察していきます。
ホロライブトレカの前例からの考察
2024年9月にスタートした hololive OFFICIAL CARD GAME。最初は予約が即完するほどの人気で、その勢いは私も知っています。
ネット上の買取価格を見ると、高レアリティは数万円台のカードも多く、一定の成功はしていると考えて良いでしょう。
ただ、現状を見ていて気になるのは カードショップでの取り扱いの少なさです。
私の地元のショップを回ってみても、ショーケースに割かれているスペースは「1枠に満たないレベル」で、高額カードが並んでいることもほとんどありません。
これから分かるのは、買取に出す人がほとんどいないということ。
結局ここが大きな指標になるので、どうしても厳しさを感じてしまいます。
私は、トレカの今の人気度を判断するとき、ショップ内のスペース割合を大きな基準にしています。
その基準で見れば、ホロライブのトレカは苦戦しているという印象があります。
もう一つの指標としてメルカリの出品状況も確認しましたが、高額帯のカードをはじめとする出品数やいいね数があまり伸びていないように感じました。
もちろん、実際の販売数や予約状況は外から分からないため、これはあくまで、私が感じている「ホロライブトレカの現在地」です。
断言できるほど詳しく追っているわけではないので、そこは正直に書いておきます。
にじさんじカードゲームの期待できるところ
男性ライバーが所属しているのが大きい
ホロライブに所属しているのはほとんどが女性ライバーで、他企業の男性ライバーと絡むこともほぼないため、正直トレカとの相性はあまり良くないと思っていました。
というのも、カードゲームを集めたり遊んだりする層はどうしても男性が多いので「男性側が主体として動ける場所」がないと広報的にかなり弱くなってしまうからです。
私はホロライブの配信に詳しいわけではないので深掘りはできませんが、トレカとの噛み合わせという意味では、男性ライバーがいない時点でかなりハードルは高かったはず。
一方、にじさんじには男性ライバーがたくさんいて「この人は広報に向いてそうだな」と思い浮かぶカードゲーム好きな方も多いですし、女性ライバーとの絡みも多い企業なので、その点は明確に強みだと思っています。
結局のところ、にじさんじTCGを動かしていく上で「男性ライバーたちがカギになるのでは」 というのが今のところの予想です。
遊戯王などカードゲームの配信している人が多い
にじさんじの男性ライバーには、もともと遊戯王をはじめとしたカードゲームが好きな人が多いです。
中には楽屋でデュエルしている人もいるという話は有名で「カードが好きな側の人」がカード化されるというのは大きな魅力です。
先日行われたにじさんじの遊戯王企画でも、男女混合でかなり盛り上がっていて、普段カードゲームをあまり触らない女性ライバーたちも、難しい今の遊戯王ルールに挑戦して楽しんでいたのが印象的でした。
また、ソシャゲ版のポケカ開封を配信しているライバーもいたりと、にじさんじ全体として「カードに触れる文化」がすでにある程度できているように感じます。
「カードになる側のライバーが、カードゲームに親しんでいる」
この要素はファン側から見ても興味を持つきっかけになりやすく、にじさんじとカードゲームの相性の良さはここにあると思っています。
女性ファンの獲得ができるかもしれない
トレカ業界の大きな課題として、女性層の少なさはずっとあると思っています。
最近流行りのソシャゲのカードなどにお金を使う人も多くなってきましたが、アナログカードとなると、女性が集めている姿がそこまで多く見えないのが現状です。
にじさんじのファンは、男性女性ライバー問わず、女性人気も高い。
その人たちをトレカ界に新規で獲得できたらヒットする可能性はあるのではないかと。
ライバーたちがカードになることをきっかけに「ちょっと集めてみようかな」「カードゲームってどんな感じなんだろう」と興味を持ってくれたら、これまでトレカが獲得できなかった層にリーチできる可能性があるからです。
トレカ市場はどうしても男性依存になりがちですが、にじさんじのように女性ファンが強いコンテンツがカードになり、それをライバー自身がアピールしてくれる流れができれば、女性層の新規獲得につながるかもしれません。
にじさんじだからこそ狙える部分であり、強みにもなる可能性は十分あるでしょう。
にじさんじカードゲームの疑問と課題
2027年の発表を2025年にした意味
2027年に発売されるものを、2025年の11月というタイミングで発表した理由が正直よく分かりませんでした。
「これ、来年の夏くらいの発表でも別に良かったのでは?」というのが最初に思ったことです。
私が知らないだけかもしれませんが、他の新規参入TCGでも、ここまで早い段階で告知するケースがあまり思い浮かばなくて、VTuber界隈の2027年の状況がどうなっているかも読めない中、何が狙いなんだろうと。
来年の春に情報初解禁らしいので、1年かけて段階的に盛り上げていくつもりなんでしょうが、それだけ大規模なプロジェクトということなのか、単に長期的に期待値を上げたいだけなのか、まだ見えない部分が多いです。
今のトレカ市場ってそんなに甘くないですからね。
早く発表すればするほど、ファン側の期待値もどんどん上がっていく気がするので、このタイミングでの告知には疑問が残るというのが今のところの正直な感想です。
ヒットにはコレクターとプレイヤーの両獲得が必要
トレカを支える層は主に「コレクター層」と「プレイヤー層」です。ポケカや遊戯王はこの2つがある程度確立されているので人気を保てています。
トレカを集めるだけのコレクター価値のみになると、市場が持続しづらいのはいろいろなトレカの結果が示しています。
プレイヤー層をどれだけ確保できるは大きな課題でしょう。
最近で考えても、ヒットしたといえるタイトルはワンピースカードぐらい。
ただ、ワンピースは例外的に「世界クラスのキャラ人気」があるから成功した面が大きいと思っています。コレクター層でなんとか成り立っているタイトルですね。
となると、コレクター層だけだと、最初は盛り上がってもそれを継続させるのはかなり厳しいのは想像できます。
遊戯王とポケカ以外どうしても、トレカバトルが流行するというイメージが沸かないのが正直なところです。
そこを打破するとすれば、にじさんじライバーがカードを使った配信をするぐらいです。カードを使った配信は物理的に無理なので、デジタル版がある前提じゃないと現実的ではありません。
トレカに価値がつくことによる懸念
トレカにはどうしても「価値」がつきます。それは、イラストやキャラクター人気、希少性、封入率、効果の強さ、白かけなどのキズの有無など、いろいろな要素で相場が決まっていきます。
にじさんじのカードとなると、ここに一つ気になるポイントが出てきます。
ストレートに言ってしまえば、VTuberは二次元キャラクターとは違って「中の人」が存在する生身の人間であること。
ポケカのリーリエや遊戯王のブラック・マジシャン・ガールのような完全な二次元キャラとは性質がまったく違います。
例えば、同じレア度・同じ封入率なのに片方は3000円、もう片方は1000円みたいな現象は普通に起こり得ますし、むしろトレカ業界はその格差で成り立っています。
それをライバーさんたちが目にすることになるのは避けられません。ライバーさんたちの立場になって考えてみましょう。デリケートな問題ですし、別に気にならなければそれでいいですが。
自分自身をモチーフにしたカードに市場価値が付くわけで、これは扱いが難しいところだと思います。
ここはにじさんじTCGならではの懸念点だと思っています。
まとめ
にじさんじカードゲームは、期待できる部分と不安要素のどちらも強く、今の時点では「可能性の幅が広いタイトル」だと感じています。
男性ライバーを中心にカードゲームへ親和性の高い人が多いことや、男性・女性どちらのファンも多いにじさんじならではの広いファン層は、大きな追い風になるはずです。
一方で、2027年発売を2025年の段階で発表した意図が見えにくいことや、プレイヤー層をどこまで取り込めるかという課題、そして「実在のライバー本人がモチーフになる」ことによってカード価値の扱われ方がよりデリケートになる懸念などもあります。
にじさんじカードゲームの最新情報も随時更新する予定なので、来年の発表が楽しみですね。



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